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漂白剤

「漂白」とは、江戸時代からあったそうです。
漂・・川に漂わせて
白・・白くする


 
役割
化学反応でシミや汚れを分解することで、汚れを落ちやすくするものです。
金属製容器・金属製ボタン・バックル・ファスナーなどがある製品には使用しないようにして下さい。


 使い方
使用量の目安に従って衣料用洗剤と酸素系漂白剤をよく溶かし、 衣料を入れて通常の方法で洗濯します。
部分的な汚れには液体酵素系漂白剤を汚れに十分しみこませてから洗濯機へ。
時間が経ってしまったガンコな汚れには30分〜2時間程つけおきしてから洗濯機へ。



 比較
分類 酸化型漂白剤
塩素系漂白剤 酸素系漂白剤
形状 液体 @ 粉末 A 液体 B
主成分 次亜塩素酸ナトリウム 過炭酸ナトリウム 過酸化水素
液性 アルカリ性 弱アルカリ性 弱酸性
使用○
なもの
白物
綿・麻・ポリエステル・アクリル・レーヨン・キュプラ
白物・色物・柄物
麻・綿
白物・色物・柄物
毛・絹など全ての繊維
使用×
なもの
色物・柄物
毛・絹・ナイロン・アセテート・ポリウレタン
毛・絹
含金属染料で染めたもの
含金属染料で染めたもの
特徴 ・一番漂白する力が強い
・臭気が強く毒性がある
・液体より効果は強い
・液体より色落ちしやすい
・原液塗布できる
・粉末より効果は弱い

・粉末より色落ちしにくい
洗剤例 ハイター ワイドハイター粉末タイプ ワイドハイター濃厚ジェル
@について
台所の布巾用などの洗剤がこのタイプです。
一番漂白する力が強いため、使える対象が少ないです。色柄物に使用すると色がはげます。
また、洗剤が残っていると塩素で繊維を傷めることがあるので、脱塩素処理をする必要があります。
酸性タイプの洗剤等と混ぜると有毒な塩素ガスを発生するので、絶対に混ぜてはダメです。また、排水管の中で中和されて塩素ガスを発生する可能性がある事もあるので、注意して使用しなければいけません。

Aについて
粉末なので、溶け残りのないよう、よく溶かしてから使用して下さい。
時間がたってしまったがんこな汚れを落としたい場合には、つけおき漂白。
水または40度以下のお湯にAをよく溶かし、衣料を入れて30分〜2時間程つけ置きします。その後は水で充分にすすぐか、漂白液ごと洗濯機に入れ、洗剤を加えてほかの洗濯物と一緒に洗濯します。

Bについて
洗剤と一緒に使うとより効果的です。
部分的な汚れを落としたい場合には、塗布漂白。
Bを汚れに直接塗り、すぐにほかの洗濯物と一緒に洗剤で洗います(長時間放置しない)。
時間が経ってしまったがんこな汚れを落としたくてつけおき漂白をする時は、洗剤と一緒につけおきして下さい。


分類 還元型漂白剤
形状 粉末 C
主成分 二酸化チオ尿素
液性 弱アルカリ性
適物 白物(全ての繊維)
不適物 色物・柄物
特徴 ・鉄分による黄ばみを回復できる
洗剤例 ハイドロハイター
Cについて
酸化型漂白と逆で酸素を奪って色素を破壊する漂白剤なので、酸化漂白で落ちないシミが落せます。
例えば色移りしてしまった衣類の色をとりたい時。Cとお湯で1〜2時間つけおきしてから洗濯機に入れ、洗剤で洗って下さい。
鉄サビの汚れを落とすのに効果があります。鉄分を含んだ水で黄ばんでしまった衣類の漂白にも使われます。

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